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<<<2012秋、中国東北部(旧満州)への旅>>>



埼玉AALA主催の平和の旅で、大連と延吉を中心に旅をしてきました。各所にある日本
関東軍による残虐な行為が写った写真には気が滅入る思いがしました。しかし、現実に起
こったことなので、しっかりと見学をしてきました。昨日の私より今日の私の方が平和に
ついての思いが強くなったと思います。

旅行会社は、富士国際旅行社と言う小さな会社ですが、平和の旅をする団体からは人気の
ある会社です。添乗員さんは鈴木さんという小柄な女性でしたが、見かけとは違って、堂
々と外国人と交渉している姿は素晴らしいものがあります。

また、同行者は、埼玉AALAの会員さんが中心ですが、21名の参加で、楽しい旅にな
りました。

紀行文を掲載しました。ご覧下さい。→ここをクリック



9月7日(金) 出発→成田空港→中国・大連空港



集合した参加者たち 中国国際航空で大連へ向けて出発した
飛行機の窓から成田空港を撮影
到着した大連空港は周囲がすべて高層
マンションが林立していました。
友人のNさん夫妻


9月8日(土) 大連市内見学



大連で2泊したメルキュールテーダ大連ホテル 萬忠墓記念館です。日本人の訪問は少
ないそうです。
日本軍が殺害した2万人の市民を葬っ
たお墓です。私はここで頭を垂れまし
た。
旅順の監獄の正面です
灰色のレンガの建物はロシア製監獄で、
赤色のレンガの建物が日本製です。
脱獄できないように高い壁で囲まれてい
ます
監視人の部屋だった所から撮影。ここは
上の写真のロシア製の2Fの部屋です。
処刑場の建物
首つりの穴が見えます。霊気が漂って
いる気がしました
砲弾のカプセルが陳列していました
旅順の駅跡で記念撮影(私の叔母さん
が戦死したので、特別に停まってもら
って撮影)
203高地の駐車場
砲弾の形をした203高地の記念碑 ここから旅順の街が一望できます(今
回は妻が参加しなかったので、N夫人
にモデルになってもらいました)
当時を摸した砲台(本物?) 旧関東軍司令部
その内部の展示 関東軍の進出した場所を示す地図
実際にあった731部隊の写真もたく
さん掲示してありました
司令部の建物の前の記念碑と大連博物
館(敦煌付近で発掘されたミイラが展
示してあるそうなので見物したかった)
EさんとKさんは高齢なのに元気一杯
です
食事は毎回円卓に油一杯の料理が次々
と来るのには驚きです


9月9日(日) 大連市内見学→大連空港→北京空港→中国・延吉空港



建物の前の花飾りは、催し物があると
掲げられます
亜細亜号機関車の前で鈴木添乗員さん
と現地ガイドの張さん
旧ヤマトホテルの入口 そのフロント
特別に来賓室も見せて貰いました 舞踏会をしたホールを演奏室から見下
ろしました
愛新覚羅溥儀のベット(四角い石を編
んだシーツは涼しそうでした。実は私
のベットも四角い竹を編んだシーツな
ので、ニヤとしました)
2階のコーヒー店のベランダから中山
広場を撮影。高層ビルが広がっていま
す。
そのコーヒー店で同行の方と一緒にコ
ーヒーブレーク
旧ヤマトホテルを中山広場から撮影
(昔の絵葉書そのままの建物でした。
この横断歩道には信号がないので、
車の中をゆっくり歩いて渡るのがコツ
です。走るとひかれるそうです。)
昼食を食べた「大清花」の入口は華や
かでした
旧満鉄本社の中の曰くの大金庫
満鉄はその周辺も統治していたそうで
す。鉄道だけでなく行政権も持ってい
たそうです。
旧満鉄本社も姿を残しています。
お茶の販売で現地で活躍している日本
人の社長と記念撮影
夕方、飛行機で北京を経由して延吉に
飛びました。現地はすっかり夜でした
が、ネオンサインがとても綺麗でした。


9月10日(月) 国境付近見学



延吉(えんきち)市で3連泊した白山
大廈(ホテル)は居心地の良いホテル
でした。
ホテルの近所は中心街で高層ビルが林立
しています。
朝鮮族が多く住んでいるので、ホテル
のロビーにも飾りがありました。
北朝鮮との国境が見える図們(ずもん)
市のカラフルな建物
図們の国境の碑の前で記念撮影。向こ
う側は北朝鮮です。
中国と北朝鮮を結ぶ橋のそば(外国人
はこの橋の上には入れませんでした。)
昼食の「向日葵」は現地の家庭料理が
中心だったので、見た目よりは食べや
すい料理でした。
つい先日完成した防川展望台が聳えてい
ます
その防川展望台から中国・ロシア・北朝
鮮を眺望できました。
ロシアと北朝鮮を結ぶ橋
上の写真は、展望台から見た動画です。
夕食は「満園春」で中華料理です。油
料理が多くて、みなさんも箸が進まな
くなりましたが、料理は次から次と運
び込まれます。ついに、皿の上に皿が
重なってきました。隙間から食べてい
ます。
延吉市内のネオンサインは本当に綺麗
です。


9月11日(火) 延吉市内見学



最近、創立60周年記念として建設され
た延辺朝鮮族自治州博物館です
ロビーは吹き抜けで、螺旋階段が印象
的です。
壁画には、延吉から行くことが出来る
長白山の火口湖が描かれています
展示は戦争に関するものや独立戦争に
活躍した朝鮮族の英雄の写真もたくさ
んありましたが、私は生活の様子など
に興味があったので、それを中心に写
真を撮影しました。
韓流にも出てくる朝鮮族の儀式の様子
です
将棋の元になった丸い駒のゲーム
モンゴル相撲に似ているかな? 昼食を食べた朝鮮料理の「味美思」の
路上には、赤唐辛子の天日干しがアチ
コチに(添乗員の鈴木さん)
朝鮮料理の円卓 ビルの1Fは必ずお店が入っていまし
た。商売の景気はどうなのか分かりま
せんが、家賃が安いのでしょうか?
朝鮮族の詩人「尹東柱」の歌碑と彫像 尹東柱の生家(床下にオンドルがある
ので冬でも暖かいそうです)
尹東柱の生家(右半分は教会と資料館
になっていました)
新築されたテラス(四阿?)は、風が
通り涼しく場所です。こういうのを作
りたいですね。
尹東柱が通った明東村の明東小学校で
すが、一人っ子政策の所為でしょうか
生徒が集まらないので、立て直した建
物だけがあるだけでした。中の授業の
様子は見れませんでした。残念。
明東学校の石碑
尹東柱の通ったころの中学校の様子が
復元してありました。
その横に、龍井博物館がありました。
このあと、抗日運動の拠点となった小
高い山の上の一松亭のそばまで行きま
した。そこから龍井市が一望できまし
た。
夕食は「友誼」で行われましたが、今
回の旅行のメインイベントは、延辺大
学日本語学科の学生さん(先生1名と
学生2名)との交流会です。皆さん日
本語が上手でした。インターネットの
動画やアニメで日本語を勉強したとの
ことなので、世界が近くなった気がし
ます。


9月12日(水) 延吉空港→北京空港→成田空港→帰宅



最終日だったので、このホテルの美味
しい朝食バイキングの様子を撮影しま
した。もっと、左側にずらりと並んで
います。
最後に飛行場の駐車場で、ガイドの劉
さんと運転手さん(言葉の違いか無口
でしたが、運転は大変上手でした)と
両脇のKさん夫妻を記念撮影
延吉空港から北京空港への飛行機から
撮影。この飛行機が遅延したので、大
幅に帰国時間が遅れました。
北京空港は広いので、日本への乗り換
えは大変遠くでした。乗り換え手続き
もあって、自由時間はほとんどありま
せんでした。時間が迫っているときは、
ちょっと心配な空港です。直行便が一
番良いですね。
成田空港到着は深夜になるので、この
北京空港ロビーで解散式をしました。
グループ旅行責任者のSさんから挨拶
があり、無事全員帰国できました。反
日運動のデモが中国各地で起こってい
ますので、心配している家族に携帯電
話で連絡しました。私は、携帯電話の
メールで逐次連絡はしていたのですが、
便利になりましたね。


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