【傾向】 99年度の問16は、比の問題である。問17は、面積の問題で、変化し ていく様子を調べれば答は求められる。問18はガウスの記号もどきの演算 法則を決めて解く問題である。四則演算に自由さを体得しておけば解けるだ ろう。この年は、それ以前に比べて、比較的基礎問題がでたようだ。一般教 養の数学であれば、こういう問題の方が妥当であろう。
1999年度問題
問16 兄弟3人で車を購入するとき、長男A,次男B,三男Cの出資率は、 A:B=5:3 B:C=5:2 である。長男が150万円出資したとき、この車の購入金額はいくらか。 問17 図のような直角二等辺三角形の内部に図のような逆向きの黒い直角三角形 をかいていくものとする。3回目にかいたときの白い部分の面積を求めよ。問18 正の数Xにおいて、[X]がXの整数部分を示し、(X)はXの小数部分 を示すとするとき、次の式を解きなさい。 (例)[7.2]=7、(7.2)=0.2 [7.6×3.4] [7.6×3.4] [─────────-(8÷5)]-(─────────-(8÷5)) 8 8
1999年度解答
from=武田
問16 A:B:C=5×5:3×5:3×2 =25:15:6 =150万:90万:36万 したがって、 150万+90万+36万=276万(円)……(答) 問17 32×32÷2=512(cm2 ) 次の三角形の白い部分の面積は 3 512×─=384(cm2 ) 4 2番目の三角形の白い部分の面積は 9 512×──=288(cm2 ) 16 9 3 ──=( ─ )2 より、 16 4 問題の3番目の白い部分の面積は 3 512×( ─ )3 =216(cm2 )……(答) 4 問18 [7.6×3.4] [7.6×3.4] [─────────-(8÷5)]-(─────────-(8÷5)) 8 8 25 25 =[ ── -0.6 ]-( ── -0.6 ) 8 8 =[ 3.125-0.6 ]-( 3.125-0.6 ) =[ 2.525 ]-( 2.525 ) =2-0.525 =1.475……(答)