質問<1259>2003/6/14
from=32
「数学的帰納法について」


こんにちは。大学に入り、高校数学が完全にしていなかった私は
この問題でつまづいています。

数学の集合U={1,2・・・n}の部分集合は、全部で2^n個ある。

という問題を数学的帰納法で証明の仕方がわかりません。
おねがいします。


お返事2003/6/14
from=武田


(1)n=1のとき、
     U={1}の部分集合は、φまたは{1}の2つ
     左辺=1C0+1C1=1+1=2=2^1=右辺
(2)n=kのとき次が成り立つと仮定して、
     U={1,2,………,k}の部分集合は、全部で2^k 個ある。
     左辺=kC0+kC1+………+kCk=2^k=右辺
   n=k+1のとき、
     U={1,2,………,k,k+1}の部分集合は、
     左辺=(k+1)C0+(k+1)C1+………+(k+1)Ck+(k+1)C(k+1)
             ^^^^^^^^
        <公式 nC(k-1)+nCk=(n+1)Ckより>

       =1+(kC0+kC1)+(kC1+kC2)+……
          ^^^^^^^^^^^^^  ………+{kC(k-1)+kCk}+1
       =kC0+(kC0+kC1)+(kC1+kC2)+……
                   ………+{kC(k-1)+kCk}+kCk
       =2(kC0+kC1+………kCk)
       =2・2^k
       =2^(k+1)
       =右辺
     したがって、全部で2^(k+1) 個ある。
(1)(2)より、自然数nに対して、成り立つ。