質問<2438>2005/7/3
from=なおひ
「複素数平面の問題」


2つの複素数Z1,Z2(Z1≠0,Z2≠0)について、
Z1^2 +Z1Z2+Z2^2 =0 が成り立つとき、

①複素数平面上において、
原点をOとし、Z1,Z2をあらわす点をそれぞれP,Qとするとき、
∠PORの大きさを求めよ。

②|Z1|=2とするとき、|Z1-Z2|の値を求めよ。

★希望★完全解答★

お便り2005/7/7
from=juin


(z1)^2+z1z2+(z2)^2=0の両辺を(z1)^2で割る。
1+z2/z1+(z2/z1)^2=0ここで、w=z2/z1とおくと
1+w+w^2=0だから、w=exp(2πi/3)
∠POQ=2π/3

|z1|=2のとき、|z2|=|wz1|=2
PQの中点をMとすると、
△OPQはOが直角となる、
直角三角形だから、PM=√3,PQ=2√3


お便り2005/7/7
from=wakky


∠PORは∠POQの誤りと思われます。
①
Z1^2+Z1Z2+Z2^2=0・・*
Z1≠0,Z2≠0だから
*の両辺をZ2^2で割ると
(Z1/Z2)^2+(Z1/Z2)+1=0
Z1/Z2=tとおいて方程式を解くと
t=(-1±√3・i)/2
よって
Z1/Z2=(-1±√3・i)/2=cos(±120°)+i・sin(±120°)
arg(Z1/Z2)=arg(Z1)-arg(Z2)=±120°だから
∠POQの大きさは120°・・・(答)

②
①より|Z1/Z2|=|Z1|/|Z2|=1
|Z1|=2より|Z2|=2
|Z1-Z2|=|Z2(Z1/Z2-1)|=|Z2||(Z1/Z2)-1|
=2|{(-1±√3・i)/2}-1|=2√3・・・(答)
あるいは
|Z1|=|Z2|=2
∠POQ=120°から
余弦定理を利用してもよさそうです。