質問<2716>2005/11/25
from=みやび
「軌跡の問題です。」


2点A(-2、1),B(4、3)に対して、
∠APB=90°を満たす点Pの奇跡を求めよ。
どなたかよろしくお願いします。。

★希望★完全解答★

お便り2005/11/29
from=wakky


回答その1

△A0Bは辺ABを斜辺とする直角三角形になります。
AB^2=(4+2)^2+(3-1)^2=40だから
三平方の定理より
PA^2+PB^2=AB^2
点Pの座標を(x,y)とすると
(x+2)^2+(y-1)^2+(x-4)^2+(y-3)^2=40
これを整理して
(x-1)^2+(y-2)^2=10・・・①
したがって、求める軌跡は
点(1,2)を中心とした半径√10の円となります。
ところで
AB^2=40だからAB=2√10
軌跡の円の半径は√10なので
ABの長さはちょうどその2倍
つまり、2点A,Bは①の円周上にあります
しかし、点Pが点Aまたは点Bと一致してしまうと
∠APB=90°という条件を満たしません
つまり、求める軌跡は
円 (x-1)^2+(y-2)^2=10
ただし2点A(-2、1),B(4、3)を除く
となります。

回答その2

回答その1ですでに気づかれたかと思いますが
早い話が、円周角の性質から
この条件を満たす点Pは
2点A(-2、1),B(4、3)を直径の両端とする
円周上にあることがすぐに分かります。
その円の中心は2点A,Bの中点
円の半径は、ABの長さの半分
ってことで、詳細は省略します。

ベクトルを使うと
PA→とPB→は直交しているので
内積が0となります。
どちらも0ベクトルではいけないので
点Pは点A,Bと一致してはいけません。
PA→=(-2-x,1-y)
PB→=(4-x,3-y)
その内積が0なので
(-2-x)(4-x)+(1-y)(3-y)=0
これを整理して同じ結果となります。