質問<2877>2006/1/21
from=TK
「同様に確からしい」


問題は、「全ての自然数が同様に確からしく選ばれる」ような事はありうるか?
というものです。

全ての自然数が同様に確からしく選ばれるとします。
まず、1が選ばれる確率は0です。(∵lim[k→∞]1/k=0)
同様に、任意の自然数kが選ばれる確率も0です。
逆に自然数が選ばれる確率は当然1です。

ところで、
(1が選ばれる確率)+(2が選ばれる確率)+(3が選ばれる確率)+…
=(自然数が選ばれる確率)   ①
は明らかに成り立ちます。

よって、①式に代入すると
0+0+0+…=1
より、0=1
となってしまう。

よって、背理法より、このような確率は存在しないことになる。

という証明があります。

視点を変えて
①式をまずk個の有限で考えてみる事にします。
(つまり、Σ[k=1,n](kが選ばれる確率)
=(n以下の自然数が選ばれる確率)という事、①はn→∞とした形)

今、自然数がn個あるとすると、
左辺=右辺=1
よって両辺はnによらない定数なのでn→∞とすると、1=1となり成立する。
これは、①式を意味するので、問題がない。

という意見もあります。

考えてみたのですが、どっちが正しいのか分からなかったので、
詳しい方、教えてください。

★希望★完全解答★

お便り2006/1/21
from=wakky


前半は、単に
0×∞=0 ということになります。
本当にそうなんでしょうか?

後半は
有限部分和を取って、n→∞としていることになります。
高度な数学はわかりませんけど
後半の考え方でいいんじゃないでしょうか?


お便り2006/1/23
from=juin


{1,2,...,n}の上に一様な確率を入れる。
P({1})=P({2})=...=P({n})=1/n
自然数N={1,2,3,...}の場合、一様な確率は存在しない。