質問<3576>2007/7/6
from=なおひ
「確率の問題(重複組み合わせ)」


次の条件を満たす4桁の正の整数abcdの個数をそれぞれの場合で求めよ。
(1)9≧a>b>c>d≧0
(2)9≧a≧b≧c≧d≧0

(1)は解りました。10C2=210
(2)は重複組み合わせを使うのは解るのですが、意味がいまひとつ理解できないので、
   詳しく解説お願いします。 

★希望★完全解答★

お便り2007/7/14
from=UnderBird


(1) 9≧a>b>c>d≧0 である4桁の正の整数abcd(1000a+100b+10c+dのこと)は、
  0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 の10個の数字の中から異なる4つの数字を選び、
  それを1000の位から大きい順に並べればよいから、10C4=210 通りとなります。
これに対して
(2)  9≧a≧b≧c≧d≧0 である4桁の正の整数abcd(1000a+100b+10c+dのこと)は、
  0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 の10個の数字の中から重複を許して4つの数字を選ぶ点が
(1)と違います。
  このような数え方を重複組み合わせというのですよね。
     例えば、1,1,3,0 のように1 を重複して選ぶことも良いわけです。
  このように選んだ4つの数字で条件を満たす4桁の数字は、3110 と必ず1つ決まる
ので、
  10H4=(10+4-1)C4=13C4=715 通り
  しかし、0,0,0,0 と選ぶ場合を除かなくてはいけないので、 714 通り

  ※重複組み合わせの公式の参考になる考え方として、
   d'=d, c'=c+1, b'=b+2, a'=a+3 とおくと
   12≧a'>b'>c'>d'≧0 となり、4桁の整数という題意には反しますが、
   (1)での考え方に帰着できることがわかると思います。