質問<531>2001/6/26
from=3年10組12番
「複素数平面」


複素数平面上の原点0を中心とする同一円周上に、
4点z1=-1+√3i、z2、z3、z4がある。
z1、z2、z3、z4の偏角を順に、θ1、θ2、θ3、θ4
(ただし、-180°≦θi<180°(i=1,2,3,4))
とする。このとき、θn+1=kθn(n=1,2,3)が
成り立つ。ただし、kは有理数である。

(1)|z1|、θ1を求めよ。

(2)3つの複素数の積z1z2z3をkを含む極形式で表せ。

(3)3つの複素数の積z1z2z3が純虚数となるとき、
  kの値を求めよ。また、z4をp+qi(p、qは実数)
  の形で表せ。 


お返事2001/6/27
from=武田


z1=-1+√3i=2(cos120°+isin120°)

問1
|z1|=2、θ1=120°

問2
z2=2(cos120°k+isin120°k)
z3=2(cos120°k2 +isin120°k2 )

z1z2z3=23 {cos120°(1+k+k2 )+isin120°(1+k+k2 )}

問3
純虚数より、cos120°(1+k+k2 )=0
-180°≦θ<180°
120°(1+k+k2 )=±90°
4(1+k+k2 )=±3
4k2 +4k+1=0または4k2 +4k+7=0
kは有理数より、
    1
∴k=-─
    2

したがって、
z1=2(cos120°+isin120°)=-1+√3i
z2=2{cos(-60°)+isin(-60°)}=1-√3i
z3=2(cos30°+isin30°)=√3+i
したがって、
z4=2{cos(-15°)+isin(-15°)}
  =2(cos15°-isin15°)
     √6+√2  √6-√2
  =2(─────-i─────)
       4      4

   √6+√2  √6-√2
  =─────-i───── ……(答)
     2      2