質問<6>98/5/17
from=こうすけ
「積分について」


 たびたび申し訳ありません。これで終わると思いますので。 積分で次数を1つ上がるのは、面積から体積に移るとき、 単位が、「平方~」から、「立方~」に変わるときと 同じようなものだと考えて良いのでしょうか? それとも全然違いますか?

お返事98/5/18
from=武田


 同じです。
積分は、微分の逆演算であるという面から次数が1つあがりますが、積分は区分求積と言う側面も持っているので、下記の式が成り立ちます。
    x=b          b
 lim  Σ f(x)h = ∫ f(x)dx
 h→0 x=a          a
1次関数f(x)=xは直線と考えられるが、f(x)h=xhは薄い長方形となり、Σf(x)hは大きな長方形の面積となる。
2次関数f(x)=x2は面積と考えられるが、f(x)h=x2hは薄い立体となり、Σf(x)hは大きな立体の体積となる。
したがって、ある面で次数が1つあがることが、他の面では面積から体積になることを示しているのである。