質問<607>2001/8/20
from=シュカ
「論証」


<1>次の問に答えよ。
(1)命題(A)「kが-1≦k≦1を満たすならば、
円X^2+y^2=1と直線y=-X+kは相異なる2つの交点をもつ」の逆を
述べよ。
更に、命題(A)とその逆について、真偽を調べ、真であれば証明し、
偽であれば反例をあげよ。

よろしくお願いします


お返事2001/8/22
from=武田


命題(A)「-1≦k≦1ならば、円x2 +y2 =1と直線y=-x+kと
の交点は2つある」


この命題(A)の逆は、「円x2 +y2 =1と直線y=-x+kと
の交点は2つあるならば、-1≦k≦1となる」………(答)

命題(A)は、p:-1≦k≦1で、
x2 +y2 =1とy=-x+kより代入して、
x2 +(-x+k)2 =1
2x2 -2kx+(k2 -1)=0
交点が2つある判別式はD>0より、
D/4=k2 -2(k2 -1)>0
k2 -2<0
∴-√2<k<√2
したがって、q:-√2<k<√2
集合P={k|-1≦k≦1}と集合Q={k|-√2<k<√2}より、
P⊂Qだから、PはQの部分集合となる。
したがって、命題p―→qは、P⊂Qのとき真となるので、この命題(A)
は真となる。………(答)

命題(A)の逆q―→pは、反例を示して偽となることをいう。
q:-√2<k<√2の中のk=1.2をとると、
p:-1≦k≦1の中には入らないから、
命題(A)の逆q―→pは、Q⊂Pとならないので、
これは偽となる。………(答)