イタリア09夏8日間の旅の紀行文


8月30日(日)

今日はフィレンツェ見学。高台のミケランジェロ広場からみた街並みがきれい。町の中心を流れるアルノ川、遠くヴェッキオが見える。この広場の中央にダヴィデ像が立っているが、複製とのことであるが、とても貫禄がある思う。
アルノ川そばでバスを降り、歩きながら、サンタクローチェ教会を見る。ウフィツィ美術館まで時間があるので先に皮革製品の店に入った。フィレンツェは皮製品の街でもある。バッグやベルト財布などみる。万引きしてるみたいに写っていますね私。
フィレンツェ最大のドウオモ。白ピンク緑の大理石が美しい。6つの扉の彫刻がすばらしい。今回の旅行の2番目のメインイベント「ウフィツィ美術館」の見学が始まった。16世紀の権力者メディチ家のプライベートコレクション。ガイドさんの説明を聞きながら主な作品を観た。ミケランジェロ「聖家族」、ラファエロ「ひわの聖母」、ダヴィンチ「受胎告知」、ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」等。どの作品もルネッサンス時代の代表作。中でも女性に人気のボッテチエリー「ヴィーナスの誕生」「春」。女性の体の線、手足の柔らかさの表現が前時代と違うという。この二つの絵葉書(大)を買った。1.5ユーロ。今、額にいれて飾っているがいい。美術好きの友人たちのために、この絵もっと買っておくんだった。つまんない菓子土産なんかよりずっと喜ばれただろうに。美術館鑑賞後、シニョリーア広場には野外彫刻展示している。
昼食は、中華レストラン。コーンとハムのスープ、チャーハン焼きそば、厚揚げ炒め物、鶏八宝菜風、えび野菜ピリ辛炒め。メロン。久しぶりに色の濃い野菜を食べた。
昼食後、フィレンツェ駅へ。ナポリまで列車の旅となるはずだが35分遅れるという。イタリアでは定刻に乗り物に乗れるのはまれのようだ。待ち時間、男性陣は朝日新聞を買って、選挙談義に夢中。
ユーロスターに乗る。座席はイタリアの人と向かい合わせ。86歳の女性。イタリアのマンマだ。バカンス帰り。近くにソフィアローレン似の若い女性としゃべっている。親し気にしゃべるのだが親戚や知り合いでもなさそうなのだ。人なつっこい国民性というか。あちこちから大きな声のおしゃべりが聞こえてくる。言葉が通じないので、歌なら共通と思い「サンタルチア」を歌ったら大受けした。飴をもらったりした。他の席でもツアーの人たちが、子供に「折り鶴」を作ってあげたりしていた。
イタリアの人たちが、大きな音の着メロの携帯電話を取るとき、はじめに「プロント」と言うのが面白くて、意味を知ろうと盛んに聞くが、分からず。帰って調べたら、やはり「もしもし」だった。
ナポリ駅でマンマと別れるとき抱きしめてくれた。ナポリに着いたらイボさんんのバスが待っていた。道路は車でひしめきあっている。車や二人乗りバイク(いや三人乗りも多い)、さらに通行人まで信号を無視、追い越し自由きまま、バイクがその中を縫うように走っていて危ないったらない。ぶつけた跡のある車でみんな走っている。案の定私たちのバスが乗用車に当てられた。30分後なんとか話し合いで解決した。これがナポリ?
円柱三本の建物は凱旋門、ホテルに入る前に絶景スポットに停車。ナポリ湾が広がる。卵城、ヴェスヴィオ山も見えた。遠くに見える高級住宅街の白い建物もきれい。
夕食は、サーモンバター焼き、パスタトマトソースチョコレートアイス。ホテルは素晴らしいが、その上26階以上の高級部屋が3つが我がツアーに割り振られたので、大抽選会。そのうちの1つに当たった。ラッキー。部屋は他より広く、応接セットまでつき、バストイレも広い。26階から見たナポリの夜景も美しい。

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