イタリア09夏8日間の旅の紀行文


9月1日(火)

イタリア最後の朝となる。荷物再度詰め直し。この旅で楽だったのはスーツケースを持たなくていいことだった。朝部屋前に出しておくとクロークがロビーにおろしバスに積んでくれる。夜は部屋に入ると同じように置いてある。で、朝は荷物の詰め方について口げんか。私は先に食事に行きエクソプレッソを2杯もおかわりした。ミルクなしで砂糖たっぷり入れて飲むのがイタリア流。初日ガイドさんにイタリアで是非エクソプレッソをと勧められた。苦甘くておいしい。部屋に戻り、綺麗に荷造りされているスーツケースを見て夫に謝る。そして、夫と再度食堂へ。夫は胃も疲れてきたらしくバナナとジュース。イボさんと写真。イボさんのバスで毎日250mlのペットボトルの水1ユーロで売ってくれてとても助かった。何本買っただろう。渡邉さんも笑顔。最初表情もかたかったが今ではみんなに頼りにされている。
今日は最後の観光ローマ。バチカン美術館。世界最大級の文化財を誇る。とにかくすごい人だ。入り口でガイドさんに「最後の審判」の絵の説明を受ける。真ん中にキリスト。その左にマリア。右下に人間の皮を持つ聖人ミケランジェロ自身。左側は天国に登る人々。右側は地獄に堕ちる人々。この絵の右壁面はキリスト関係の絵。左壁面は天地創造に関するもの。ミケランジェロは彫刻家だから人間を描くのも立体的だ。そんな説明を聞く。彫刻ラオコーン、ベルベデーレのアポロンを観る。礼拝堂に向かう壁面が地図のギャラリー、タペストリーのギャラリーとなっている。タペストリーは絵そのもののように見える。天井も浮き彫りみたいにみえるが絵だ。いよいよ礼拝堂に入る。ここからは撮影禁止。大きな「最後の審判」の絵。圧倒される。ミケランジェロ60代で描いた。天井画はミケランジェロ一人で12年かけて37歳完成させた。
サンピエトロ大聖堂。重厚ですごいんだな。礼拝堂にミケランジェロのピエタ像がある。マリアがキリストを抱いている。若干23歳の作品。サンピエトロ広場に出る。広場の中心部分のポイントがある。柱が一直線に見える場所。
昼食は薄型ピザ。一人Lサイズ一枚だ。本場だからおいしかった。食べきれなくてナプキンをもらって包む。飛行場の待ち時間にたべよう。
午後はコロッセオ円形闘技場だ。かつて剣闘士と野獣の戦いが繰り広げていた。ここで集合写真を撮った。記念に2000円で買った。トレビの泉。ここはローマの休日の舞台だ。思っていたより大きかった。コインを後ろ向きに投げ入れると願いがかなうといってたから、みんなやっている。スペイン広場の階段はアン王女がアイスクリームを食べたところだが、今は階段では禁止だ。アイスの店あったので、スペイン広場のOKの場所で食べた。そのあと、レオナルド・ダ・ヴィンチ空港へバスで移動。

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