質問<1938>2004/9/7
from=やま
「直交座標→極座標」


直交座標で表したとき
(r,y)=(√3+1,√3-1)となる点を
極座標(r,θ)で表せ。
ただし、arccos,arcsin,arctanなどの
逆三角関数の記号を使わないこと。

苦手な数学で考え込んでいます。宜しくお願いします。

★希望★完全解答★

お便り2004/9/8
from=UnderBird


from UnderBird

>直交座標で表したとき
>(r,y)=(√3+1,√3-1)となる点を
上のrはxの誤りですね。

点A(x、y)=(√3+1,√3-1)と原点O(0,0)との距離がrですから
OA=r=√{(√3+1)^2+(√3-1)^2}=2√2
線分OAとx軸の正の向きとのなす角をθとすると
sinθ=(√3-1)/(2√2)=(√6-√2)/4
これはθ=15°、弧度法ならπ/12ですね。
実際、加法定理を用いて確かめてみると
sin15°=sin(45°-30°)=sin45°cos30 °-cos45°sin30°
     =(√2/2)×(√3/2)-(√2/2)×(1/2)
     =(√6-√2)/4
となってますね。
以上から、(r,θ)=(2√2,π/12)


お便り2004/9/8
from=wakky


(r,y)というのは(x,y)という意味だと思います。

(解答)
まず(x,y)=(√3+1,√3-1)だから
(r,θ)において、rは原点と(√3+1,√3-1)を結ぶ線分の長さ
ということになりますね。
つまり
r=√{(√3+1)^2+√3-1)^2}
 =√8=2√2
次に
x=rcosθ,y=rsinθですから
2√2cosθ=√3+1
2√2sinθ=√3-1 より
cosθ=(√6+√2)/4
sinθ=(√6-√2)/4
普通はこれでθが求められるんですが、これではわかりませんね。
それでちょっと工夫して
sinθ+cosθ=√6/2だから
これを合成して
√2sin{θ+(π/4)}=√6/2
よって
sin{θ+(π/4)}=√3/2
題意から0 < θ < π/4
π/4 < θ+(π/4) < π/2 より
θ+(π/4)=π/3
よって
θ=(π/3)-(π/4)=π/12(=15°)