質問<1372>2003/8/29
from=ゆぃ
「等差数列基礎の基礎」


初項6、公差3の等差数列の第20項の値

説明をきちんとできるような方法は無いでしょうか。
理解するのが苦手なのです。


お便り2003/8/30
from=下野哲史


こんな感じで考えたらいかがでしょう?!
 
第20項の値でなく、第4項の値で考えてみましょう。
 6 , 9 , 12 , 15
と直接数えると15と分かりますが、
これを
 6 , 9 , 12 , 15
  →  →   →
  3     3      3
第4項までの項と項の間に注目して、
次の項は前の項に3をたすのだから、
結局、第4項は初項から3を3回たして
 6 + 3 + 3 + 3 = 6 + 3×3 = 15 
と考えられませんか?
3回というのは、初項から第4項の間は3個だからです。
同様にして、第20項というのは
初項から第20項は間が19個あるから
第20項は、初項から19回3をたすため、
6+19×3となります。
 
一般項 a + d(n-1) も同じように考えれば分かります。
この後習う(だろう)等比数列や階差数列より一般項を考えるときも同じです。
公式だからというのではなく、このようなイメージで等差数列を捉えることは
今後の勉強に必ず生きてくると思いますよ。
これからも頑張って下さい。