質問<154>99/6/26
from=智幸
「補間法について」


√5.63=2.3728,√5.64=2.3749を使って√5.637の近似値を
小数第4位まで求めよ。(補間法による近似値)

補間法とはなんでしょうか?
ラグランジュの補間法のことでしょうか?
解き方を教えて下さい。


お返事99/6/27
from=武田


ラグランジュの補間法は、与えられたn+1個の点より、
n次の関数(曲線)を推定し、与えられていないその曲線
上の点を推定する方法です。
無理関数y=√xを使わずに、補間法で推定してみますと、
2点(5.63,2.3728)と(5.64,2.3749)
から1次関数を推定します。
   y0(x-x1)  y1(x-x0)
f(x)=───────+───────
   (x0-x1)  (x1-x0)
   (y1-y0)   (x10-x01)
  =────── x+────────
   (x1-x0)   (x1-x0)
   (2.3749-2.3728)    (5.64×2.3728-5.63×2.3749)
  =───────── x+───────────────
    (5.64-5.63)       (5.64-5.63)
  =0.0021/(0.01)x+(13.382592-13.370687)/0.01
  =0.21x+1.1905
この1次関数の上の点を推定する。
x=5.637を代入して、
f(5.637)=0.21×5.637+1.1905
        =2.37427
したがって、
√5.637=2.3743(小数第4位)

3点から2次関数を推定するのは、次のラグランジュの補間
法の公式を使います。

この公式を拡張していけば、n+1個の点からn次関数の式
を求めることができる。