質問<1742>2004/6/16
from=ノビッタ
「何角形」


お世話になっております、ノビッタと申します。
半年ぶりに質問させて頂きます。

小学校では、3つの直線と3つの頂点で構成させられる図形を
「三角形」という、と習いました。
6つの直線と6つの頂点で構成させられる図形は「六角形」という、
と習いました。

ここで、高校1年生の愚問なんですが、
次のような図形の黒い部分は、何角形と言うのでしょうか。

この図形の内角の和は1080°ですから、
それから考えると8角形になるのですが。
どう見ても8角形には見えないので、
この図形の呼び方を教えてください。
お願いします。


お便り2004/6/19
from=wakky


普段はこんなこと考えもしませんでした(笑
それで、以下に多角形の定義とおぼしきものを調べてみましたので、
参考になるでしょうか?
平面図形も奥が深い・・・まだまだ知らないことだらけです。

それからすると、ご質問の図形は、多角形ではなく、
三角形の内部に三角形がある・・という感じでしょうか?

(その1)

「多角形」とは,内部と周からなる xy 平面上の点の集合のこととする. 
平面上の n 角形 が「凸多角形」であるとは,この多角形の任意の2点を結ぶ線分
がつねにこの多角形に含まれることをいう. もちろん,この定義は凸多角形だけ
ではなく,一般に「凸領域」の定義に拡張される。

(その2)

多角形とは、3 本以上の“繋がった”線分による、自身と交わらない平面図形の
ことである。ここで言う”繋がった”とは、
1.線分の端点は、必ず他の線分の端点と共有されている。 
2.端点の 3 本以上の共有は許されない。(すなわち、2 本の共有のみ) 
3.必ず全ての線分を通る単純閉路が存在する。

閉路 (へいろ) とは、始点と終点が同じ路のこと。
いかなる頂点も一度しか現れない(交差していない)閉路のことを特に単純閉路
という。


お便り2004/6/19
from=BossF


清宮俊雄さんの定義によれば(括弧内は私の注です、(^^;;)
「平面上の番号のついたいくつかの点を番号順に(線分で)結び、
さらに最後の点と最初の点とを線分で結ぶとき、そのどの線分も
両端の点を相隣る2辺と共有する以外に他の辺と共有点を持たない
ならば、この図形を多角形という。」
平凡社世界大百科事典1970年版14巻p320
 
要するに一本の折れ線で囲まれた図形ってことのようです(^^;;


お便り2004/6/25
from=ノビッタ


ありがとうございましたm(__)m。

では、これは多角形には分類されない、
ただの図形ということになるのですか。
分かりました。