質問<2369>2005/5/21
from=んち
「微分」


点Oを中心とする半径1の円Sの1つの直径の両端点をA,Bとする。
点A,Bを除くS上の点PにおけるSの接線に点Aから下ろした垂線の足をQとし、
点Qから直線ABに下ろした垂線の足をRとする。また∠BOP=θとする。
このとき次の問いに答えよ。
(1)線分AQの長さをθを用いて表せ。
(2)三角形PQRの面積の最大値を求めよ。

★希望★完全解答★

お便り2005/6/22
from=wakky


(1)
まず、図を書いてみましょう(省略)
題意から0°<θ<180°
直線PQと直線ABの交点をCとすると
OP=1=OCcosθ {あるいはcos(180°-θ)}
ゆえに OC=1/cosθ
よって
AQ=(1+OC)cosθ=1+cosθ・・(答)

(2)
QR=AQsinθ=(1+cosθ)sinθ
三角形の相似から
AO:QP=AQ:PO
ゆえに
QP=(AO・PO)/AQ=1/AQ=1/(1+cosθ)
また、∠RQP=θ
△PQR=(1/2)QR・QP・sinθ
       =(1/2)sin^2θ
これが最大となるのは
0°<θ<180°からθ=90°のときで
最大値は1/2
これは
直線ABと接線Sが平行なとき
点Aと点Rが一致して
△PQRは∠Q=90°、PQ=RQ=1の
直角二等辺三角形であるとき。