質問<3055>2006/4/2
from=みみ
「確率苦手です。」


7つのカード○○△△×××を1列に並べるとする。
①×が2枚以上連続して並ばない並べかたのうち、
 最初が×である並べ方は何通りか?
②×が2枚以上連続して並ばない並べ方は何通りか?
③同じカードが2枚以上連続して並ばない並べ方は何通りか?

今日の夜中までに分かれば幸いです。全解説お願いします

★希望★完全解答★

お便り2006/4/14
from=/で


1)
左を先頭として「×が一番左である並べ方」ということで解答します。
×が一番左で、×が2枚以上連続しないパターンを書き出すと

 1234567
 ×□×□×□□  ‥‥‥(1)
 ×□×□□×□  ‥‥‥(2)
 ×□×□□□×  ‥‥‥(3)
 ×□□×□×□  ‥‥‥(4)
 ×□□×□□×  ‥‥‥(5)
 ×□□□×□×  ‥‥‥(6)

の6パターン。 (□ = ○ or △)

※計算で求めるなら、左から1,2番目が×□ですから、3番目から7番目
 までの5箇所から×の場所として2箇所を選ぶ選び方(=5C2)から、
 ×が連続する並び方、つまり××をひとつのかたまりAとして考え、4箇所から
 Aの場所として1箇所を選ぶ選び方(=4C1)を引く。
   5C2 - 4C1 = 10 - 4 = 6通り

この6通りのそれぞれに対して、4箇所の□に○○△△を並べる並べ方が
4!/(2!・2!)=6通りあるので、掛け合わせて、
 6×6=36通り (答え)

2)
×が一番左にくる場合で連続しないのは、1)で36通りとわかっているので、
  ×が2番目に初めてくる場合
  ×が3番目に初めてくる場合
を書き出してみます。
×が4番目に以降に初めてくるときは必ず2枚以上連続してしまいますから、
この2パターンを書き出して追加すればよいです。

 1234567
 □×□×□×□  ‥‥‥(7)
 □×□×□□×  ‥‥‥(8)
 □×□□×□×  ‥‥‥(9)
 □□×□×□×  ‥‥‥(10)

この4通りそれぞれに対して○○△△の並べ方が6通りですから、4×6=24通りを
36通りに加えて、よって×が2枚以上連続しないのは、60通り (答え)

3)
1)2)で書き出した10通りのパターンを利用します。
□の並び方が、1個、1個、2個並びのパターン{(1)(2)(4)(8)(9)(10)}の6通り
に対して
○、△がそれぞれ連続しない並び方は、
 ×○×△×○△
 ×○×△×△○
 ×△×○×○△
 ×△×○×△○  の4(=2×2)通りあります。よって6×4=24通り
□の並び方が、1個、3個並びのパターン{(3)(6)}の2通りに対しては、
 ×○×△○△×
 ×△×○△○×  の2通り。よって2×2=4通り
□の並び方が、2個並びが2つのパターン{(5)}の1通りに対しては、
 ×○△×○△×
 ×○△×△○×
 ×△○×○△×
 ×△○×△○×  の4(=2×2)通り。よって1×4=4通り
□の並び方が、1個が4つ(2個以上連続しない)パターン{(7)}の1通りに対しては、
 ○×○×△×△
 ○×△×○×△
 ○×△×△×○
 △×○×○×△
 △×○×△×○
 △×△×○×○  の6(=4C2)通り。よって1×6=6通り

よって同じカードが連続して並ばないのは、24+4+4+6=38通り (答え)

3)別解
 【同じカードが2枚以上連続しない並び方】
=【すべての並び方(1)】-【○△×の少なくとも1つが2枚以上連続する並び方(※2)】

※1=7!/(2!・2!・3!)=210通り

 三つの領域のベン図から、
※2=【○が連続する並び方(※3)】+【△が連続する並び方(※4)】
  +【×が2枚以上連続する並び方(※5)】
  -【○が連続し、かつ△が連続する並び方(※6)】
  -【○が連続し、かつ×が2枚以上連続する並び方(※7)】
  -【△が連続し、かつ×が2枚以上連続する並び方(※8)】
  +【○が連続し、かつ△が連続し、かつ×が2枚以上連続する並び方(※9)】

※3 ○○をひとかたまりのカードAとすると、A△△×××の6枚の並び方は
   6!/(2!・3!)=60通り

※4 ※3同様で、60通り

※5 ××をひとかたまりのカードBとすると、B○○△△×の6枚の並び方は
   6!/(2!・2!)=180通り。
   ところが、B× と ×B は同じ ××× で重複しているので、×××をCとした
   C○○△△の5枚の並び方=5!/(2!・2!)=30通りを引き、150通り

※6 ○○をA、△△をBとした、AB×××の並び方=5!/3!=20通り

※7 ○○をA、××をBとした、AB△△×の並び方=5!/2!=60通りから
   重複するB×、×B(=×××)の数=4!/2!=12を引いて48通り

※8 ※7同様で、48通り

※9 (○○)(△△)(××)の順列から3×2=6通り。
   この6通りのそれぞれに対して、残りの×の置ける場所が3箇所あるので、
   6×3=18通り

よって、=210-(60+60+150-20-48-48+18)=38通り