質問<3109>2006/4/20
from=yori
「平面図形」


三角形ABCにおいて,AB=4,BC=6,CA=5,cosA=1/8とする。
点Aから辺BCに垂線を下ろし,辺BCとの交点をDとし,
三角形ABDの外接円Kと辺ACとのA以外の交点をEとする。
(1)AEの長さを求めよ。
(2)円Kの中心をOとする。
  線分CE上に点Pをとり,線分OPと円Kとの交点をQとする。
  三角形AOPの面積が三角形ABCの面積の1/3倍となるとき,
  線分PQの長さを求めよ。

★希望★完全解答★

お便り2006/4/23
from=wakky


(1)
△ABDは∠ADB=90°の直角三角形だから
2点A,Bは外接円Kの直径の両端である。(∵円周角)
また、△AEBも∠AEB=90°の直角三角形
△BECも∠BEC=90°の直角三角形である。
AE=aとおくと、EC=5-a
EB=bとおくと
△AEBにおいて三平方の定理から
AE^2+EB^2=AB^2より
a^2+b^2=16・・・①
△BECにおいて三平方の定理から
EC^2+EB^2=BC^2より
(5-a)^2+b^2=36・・・②
①②よりa=1/2
∴AE=1/2・・・(答)

(2)
∠Aは三角形の内角だから
0°<∠A<180°
また、cosA=1/8だから
0°<∠A<90°
よって、sinA>0
したがって
sinA=√(1-cos^2A)=(3√7)/8
△ABC=(1/2)AB・AC・sinA=(15√7)/4
△AOP=(1/3)△ABC=(5√7)/4
2点A,Bは外接円Kの直径の両端だから
AO=2
OQは外接円Kの半径に等しいから
OQ=2
よって
△AOP=(1/2)AO・AP・sinA
    =AP・(3√7)/8=(5√7)/4
∴AP=10/3
△AOPを余弦定理から
OP^2=AO^2+AP^2-2AO・AP・cosA
   =121/9
∴OP=11/3
PQ=OP-2=5/3・・・(答)