質問<379>2000/12/20
from=こう
「確率」


初めて質問させていただきます。よろしくお願いします。

問1
箱Aには1から10までの数字が記された10枚のカードが入っている。
箱Bには11から30までの数字が記された20枚のカードが入ってい
る。硬貨を投げて、表が出たときは箱Aから1枚のカードを取り出す。
裏が出たときは箱Bから1枚のカードを取り出す。取り出されたカード
の数字が3の倍数である確率を求めよ。

問2
10人の人がくじ引きで順番を決めて円形のテーブルに着席するとき、
特定の2人、A,Bが1人おいて隣り合う確率を求めよ、またA,Bが
向かい合う確率を求めよ。


お返事2000/12/22
from=武田


問1
硬貨の表がでる確率は、1/2で、そのとき1から10までの数字が書
かれた10枚カードが入っているAの箱から1枚取り出したとき、3の
倍数が取り出される確率は、
10÷3=3……1より、3の倍数は3枚。したがって、3/10
このときの確率は
1  3  3
─×──=── ……①
2 10 20

また、硬貨の裏がでる確率は、1/2。そのとき11から30までの数
字が書かれた20枚のカードが入ったBの箱から1枚取り出したとき、
3の倍数が取り出される確率は、
30÷3=10
10÷3=3……1
10-3=7より、3の倍数は7枚。したがって、7/20
このときの確率は
1  7  7
─×──=── ……②
2 20 40

①と②、和の法則より、
 3  7  6+7  13
──+──=─────=── ……(答)
20 40  40   40

問2(1)
10人が丸く座る場合の数は(10-1)!=9!通り。
特定の2人A,Bの間に入る1人の選び方は、A,Bを除くので、8通り。
A★BとB★Aの隣接の仕方があるので、2通り。
この3人を「1人」と考えて、(10-3)+「1人」=8人が丸く座る
場合の数は(8-1)!=7!通り。
したがって、積の法則より、
8通り×2通り×7!通り=16×7!

このときの確率は、
16×7!  16 2
─────=───=─ ……(答)
  9!  9・8 9

問2(2)
向かい合うA,B以外の8人が座る場合の数は8!通り。
A,Bは向かい合っているので、上のような2通りとは考えない。
したがって確率は、
8! 1
──=─ ……(答)
9! 9