質問<602>2001/8/14~16
from=りさ
「数列・図形と方程式」


問1
次の問題をお願いします。 ある等比数列において、はじめの10項の和が2で、その次の20項の和が12 であるとき、その次の30項の和を求めよ。 問2 たてつづけにすみません。 次の問題がわからないので教えてください。 3直線4x+3y=1,ax-y=1,x+ay=1について (1)1点で交わるようなaの値を求めよ。 (2)3直線によって囲まれた三角形ができないようなaの値を求めよ。 問3 こんにちは。 次の問題をお願いします。 直線y=2xをl,y=1/2xをm,円(x-a)②+(y-b)②=5 をCとする。 (1)Cがlと共有点を持つとき、2a-bの値の範囲を求めよ。 (2)Cがlおよびmと共有点を持つとき、a,bの関係を求め、円Cの 中心の存在する範囲を図示せよ。 問4 問題 x+2y-6>0,2x-3y+9>0,4x+y-17<0 で表される領域をDとする。 (1)Dを図示せよ。 (2)点(x,y)がDに含まれるとき、x②+y②の最大値、最小値を 求めよ。 ②というのは2乗の意味で、不等号にはすべて等号も含まれます。 (うまく表示できなかったんです、すみません) (1)はできたんですが、(2)がわかりません。 よろしくおねがいします。

お返事2001/8/18
from=武田


問1
初項a、公比rとしたとき、初項から第10項までの10個の和が2だから、

   a(1-r10)
S10=―――――――=2
     1-r

第11項から第30項までの20個の和が12だから、

S30-S10=12
∴S30=12+2=14

S30=a+ar+ar2 +…+ar9 +ar10+…+ar19+ar20+…+ar29
  =S10+r10(a+ar+ar2 +…+ar9 )
   +r20(a+ar+ar2 +…+ar9 )
  =2+r10・2+r20・2
r10=tとおくと、
2+2t+2t2 =14
t2 +t-6=0
(t+3)(t-2)=0
∴t=-3,2
公比rは実数なので、r10>0より、r10=2

したがって、
   a(1-2)
S10=――――――=2
    1-r

-a=2(1-r)
∴a=-2(1-r)

第31項から第60項までの30個の和は
S60-S30=S60-14

      a(1-26 )
     =――――――-14
       1-r

      -2(1-r)(1-64)
     =―――――――――――――-14          1-r


     =-2・(-63)-14
     =126-14=112………(答)

問2
(1)
4x+3y=1………①
ax- y=1………②
 x+ay=1………③
グラフを書くと、

3つの直線が1点で交わるためには、
①と②より、
     4
∴x=――――
   3a+4

①と③より、
    3-a
∴x=――――
   3-4a

したがって、
  4   3-a
――――=――――
3a+4 3-4a

12-16a=9a+12-3a2 -4a

3a2 -21a=0
a(a-7)=0
∴a=0,7………(答)

(2)三角形ができないのは、3つの直線が1点で交わるときと、
3本のうち2本が平行な直線になるときだから、(1)より、
a=0,7

①と②が平行なとき、
   4
a=-―
   3

①と③が平行なとき、
  3
a=―
  4

②と③は
   1
a=-―より、a2 +1=0となり、aは無い。
   a

したがって、
       4 3
a=0,7,-―,―………(答)
       3 4

問3
(1)
y=2x………①

  1
y=―x………②
  2

(x-a)2 +(y-b)2 =5………③
として、グラフを書くと、

①と③より、
(x-a)2 +(2x-b)2 =5
5x2 -2(a+2b)x+(a2 +b2 -5)=0
共有点があるから、判別式≧0より、
D/4=(a+2b)2 -5(a2 +b2 -5)≧0
4a2 -4ab+b2 -25≦0
(2a-b)2 -52 ≦0
∴-5≦2a-b≦5………(答)

(2)
②と③より、
        1
(x-a)2 +(―x-b)2 =5
        2

5x2 -4(2a+b)x+4(a2 +b2 -5)=0
共有点があるから、判別式≧0より、
D/4=4(2a+b)2 -20(a2 +b2 -5)≧0
a2 -4ab+4b2 -25≦0
(a-2b)2 -52 ≦0
-5≦a-2b≦5

(a,b)のグラフを書くと、
問4
(1)
              1
x+2y-6>0より、y>-―x+3
              2

              2
2x-3y+9>0より、y<―x+3
              3

4x+y-17<0より、y<-4x+17
これらを図示すると、


(2)
x2 +y2 =k2 とおくと、
原点を中心として、半径がkとなるから、
三角形を覆うように最大の円と最小の円を書くと、

最大は点B(3,5)を通るから、代入して、
k2 =32 +52 =9+25=34………(答)
            1
最小は原点から直線y=-―x+3への距離が円の半径になるから、
            2
変形して、x+2y-6=0
原点(0,0)からの距離hは、公式より
  |0+2・0-6|  6
h=―――――――――=――
  √(12 +22 )  √5

      36
k2 =h2 =――………(答)
      5