質問<821>2002/4/14
from=たむたむ
「sinの積分」


sintの積分は-costになることが知られています。
costの積分がsintになるのは図で面積を考えると納得できたんですが
sintの図の面積で考えるとどうしても-costにならないのですが。
微分の逆というのはなしで、面積という観点でどのように考えたら
いいのでしょうか?


お返事2002/5/4
from=武田


未解決問題に移しましたところ、toshiさんとfanさんからアドバイス
が届きました。感謝!!


お返事2002/5/5
from=toshi


0~θまでのSintの積分をしてみると
0~θ=0~π/2 + π/2~θ であるので

①0~π/2のSintの積分はsin、cosのグラフより
0~π/2のCostの積分と等しい=1

②π/2~θのSintの積分は、y軸をπ/2移動させたCostと見ることが出来るので
0~θ-π/2のCostの積分と等しい=Sin(θ-π/2)-1

①+②より
0~θの積分はSin(θ-π/2)=-Cosθ

ここで、θは全てのθについて成り立つので、一般的に題意は成り立つ。

ちょっと図が無くて分かり難いですけど
Sintのグラフのt=π/2のところに縦に一本入れて
左右で別個に面積を考えれば分かりやすいと思います。
一応微分は考えずに面積で捉えました。


お返事2002/5/5
from=fan


どうも。fanです。

sin t の積分についてですが、面積で考えようとしていますが、不定積分は面積
とは
少し違うのではないでしょうか。
面積で考えるのなら定積分で考えなければならないと思います。
おそらく下端を0として考えているのだと思いますが、sin x を0からtまで積分
すると
結果は1-cos t になります。これだと納得できるのではないでしょうか?