質問<2191>2005/2/4
from=ルールールー
「順列の色塗り問題」


まず大きな円があって、説明するのは難しいのですが、一見
三角関数の単位円のようなもので4つの象限で分けられていて
中心に一つの小さな円があり全部で5箇所に分けられています。

問 異なる5色を使って塗り分ける方法は何通りあるか。次の場合を求めよ。
ただし、隣り合った部分には異なる色を用い、
色は5色以内であれば、何色用いてよい。

(1) 5つの場所に名前をつけて、区別する。
(2) 回転して同じものになる場合は、1通りと数える

ちなみに(1)の答えは420通り
    (2)の答えは120通り です。 
解説の方を宜しくお願いします。

★希望★完全解答★

お便り2005/2/8
from=wakky


まず、最低3色あれば塗り分けられることがわかります。
中心の円の部分をOとして
周囲の4つの部分をABCDとでもしましょう。
AとC,BとDが向かい合わせです。

(1)
3色のとき
 5色から3色を選ぶ方法は
 5C3=10通り
 Oの塗り方は3通り
 残りの2色は、同じ色が向かい合わなければならないから2通り
 よって
 10×3×2=60通り
4色のとき
 5色から4色を選ぶ方法は
 5C4=5通り
 Oの塗り方は4通り
 残りの3色のうち、1色は向かい合わないといけないから、その1色の選び方は3通り
 残りの2色の塗り方は互いに向かい合う2通り
 向い合い方は2通りあるから
 5×4×3×2×2=240通り
5色のとき
 単なる順列と考えて良いから
 5!=120通り

60+240+120=420通り

(2)
3色と4色のときは、(1)のあるひとつの塗り方は、回転させると同じ物になる。
つまり、Oの塗り方まで決まれば、塗り方は一意に定まる。
よって
3色のとき 10×3=30通り
4色のとき 5×4×3=60通り
5色のときは
Oの塗り方は5通りで
残りの4色は円順列だから
5×(4-1)!=30通り

30+60+30=120通り