質問<2193>2005/2/6
from=K.K
「面積の最大値」


半径2の円に内接し、∠ACB=30°である三角形ABCについての問です。
(1)AB=2 
(2)三角形ABCの面積の最大値は2+√3
についてですが・・・どうやって2+√3を求めるのでしょうか。
三角比に出てくる最大値、最小値の問題が苦手です。
解説をお願いします。!!

★希望★完全解答★

お便り2005/2/8
from=UnderBird


半径2の円に内接し、∠ACB=30°である三角形ABCについての問です。
(1)AB=2 
(2)三角形ABCの面積の最大値は2+√3
についてですが・・・どうやって2+√3を求めるのでしょうか。
 
図形で考えましょう。
(1)で三角形の外接円Oの半径は2で、正弦定理を用いるとAB=2が求まり
ます。ということは、三角形OABは1辺の長さが2の正三角形ですね。
また、Cは円周上を∠ACB=30°を満たしながら動きます。
さて、三角形ABCの面積を最大にするには、ABを底辺としたときCが
どこにいる時が最大でしょうか?。
そうです、CA=CBとなるところですね。
このときCからABに垂線を下ろし交点をDとするとCDは原点Oを通るので、
CD=CO+OD=2+√3
(何故ならCOは半径2でありODは一辺2の正三角形の高さだからです。)

数式を用いても(余弦定理と相加相乗平均の関係など利用)できそうですが、
上のように考えるのがやさしいと個人的には思います。


お便り2005/2/8
from=wakky


(1)
正弦定理から
AB/sin30°=4
ゆえに
AB=2

(2)
AC=x,BC=yとおく
△ABC=(1/2)xysin30°
    =(1/4)xy・・・①
また余弦定理から
x^2+y^2-2xycos30°=4
x^2+y^2=√3・xy+4・・・②
ここで
2xy≦x^2+y^2 【∵(x-y)^2≧0】
②より
2xy≦√3・xy+4
(2-√3)xy≦4
∴xy≦4/(2-√3)
①より
△ABC=(1/4)xy≦1/(2-√3)=2+√3
よって
△ABCの面積の最大値は2+√3
等号が成り立つのはx=yのとき
なぜなら(x-y)^2=0となるときだから
つまり
△ABCがCA=CBの二等辺三角形のときであることがわかります。

こんな解法でいいのかなぁ?