質問<243>2000/3/27
from=oono
「チェバの定理とメネラウスの定理」


おかげさまで行列の予習がだいたい終わりました。ありがとうございま
した。
いきなり話が変わりますが、数学Aの平面幾何で、チェバの定理とメネ
ラウスの定理というのがあります。
僕はうちの学校の先生が言っていたように、「ある頂点から頂点→分点
→頂点・・・と三辺を渡ってもとの点に帰って来る。」と覚えました。
これだと答えは合うんですが、自分がどっちを使っているか分からなく
なくなってしまいます。
区別する方法を教えてください。
教科書読んでも基本からあやしいので分かりません。


お返事2000/3/29
from=武田



チェバの定理は、△ABCの三辺またはその延長上に、それぞれ点D、
E、Fをとると、3つの直線AD、BE、CFが1点で交わり、
                      ^^^^^^^^^^^^^
BD CE AF
──・──・──=1 となる。
DC EA FB

メネラウスの定理は、△ABCの三辺またはその延長上に、それぞれ点D、
E、Fをとると、この3点が1直線上にあり、各線分を有向線分と見ると、
             ^^^^^^^^^^^^^^^
BD CE AF
──・──・──=-1 となる。
DC EA FB

覚え方は「ある頂点から頂点→分点→頂点・・・と三辺を渡ってもとの点に
帰って来る。」で良いと思います。違うのは右辺が1か-1のところと、
チェバの定理は「3直線が1点で交わり」、メネラウスの定理は「1直線上
に3点がある」ところでしょう。