質問<253>2000/4/30
from=水島愛
「関数」


問1 関数fに対して点xがf(x)=xをみたすとき、xをその関数の不動点と
   いう。すなわち、不動点は、その点自身に写像されるような点である。たと
   えば、f(x)=x^2+xのとき、f(0)=0となるから、不動点であ
   る。次の関数の不動点をもとめよ。
    (1)|x|÷x
    (2)IntX
    (3)X^2
    (4)X^2+4

問2 tan^(-1)1000000の概略の値はいくらか?
問3 次の式をとけ。
    (1)e^2X+7>5
    (2)-logX(底はe)=4


お返事2000/5/3
from=武田


問1
不動点とは、f(x)=xが示すとおり、入力のxと出力のxが同じ値になる場所
を指すのだから、グラフ上では、直線y=xとの交点を探せばよいことになる。
下の図のように、黒点が答の不動点である。

(1)不動点は2つ (1,1)、(-1,-1)
(2)不動点は整数の場所 (n,n)ただし、nは整数
(3)不動点は2つ (0,0)、(1,1)
(4)不動点はなし

問2
θ=tan-11000000
関数電卓で計算すると、
θ=89.9999427042204869367777163728612 ……(答)

問3
(1)e2x+7>5
   両辺にloge (自然対数)をつけて、
   loge 2x+7>loge 5
   (2x+7)loge e>loge 5
   2x+7>loge 5
   2x>loge 5-7
   2x>loge 5-7・loge e
   2x>loge 5-loge 7 

          5
   2x>loge ──
          e7 

     1    5
   x>─loge ── ……(答)
     2    e7 

(2)-loge X=4
   loge X=-4
   X=e-4 ……(答)