質問<523>2001/6/23
from=てる
「a+√2bについて」


a+√2bの構造について調べてくるようにとういうレポートが出題
されたのですが分かりませんだれか教えて下さい


お返事2001/6/23
from=武田


a,bを任意の有理数として、
a+b√2の形の数全体の集合をKとすれば、
Kはふつうの四則算法に関して「体(たい)」をなす。
この体Kは、有理数体Qの拡大体で、かつ、実数体Rの部分体
である。しかもこの体は、有理数体と√2とをふくむ体の中で、
包含関係の意味で一番小さいものであって、有理数体Qに
√2を添加した体と呼ばれ、ふつう記号Q(√2)で表される。

体Q(√2)は2つの体Q,Rの中間の体であるが、じつは、
体QとRの中間の体は無数にある。
これに反して、体Rと体C(複素数体)との間には、R,Cと
異なる中間の体は存在しないのである。
(玉川大学出版 New Encyclopedia Natural Science
    第1巻 P585 参照)

あとは「体」についての公理を調べてください。
頑張ってね。