質問<53>98/9/20
from=鈴木貴志
「なんの事やらさっぱり・・・」


すいません。全く理解できません・・・。


お返事98/9/21
from=武田


もう少し丁寧に説明します。
不等式の解答のコツをつかむために、一次不等式の例を最初
に取りました。普通は<式変形>のやり方をすると思います
が、後の内容を理解するために、<関数のグラフと関連>づ
けて紹介しました。
一次不等式(2x+4>0)の左辺と同じ式(2x+4)を
持つ一次関数(y=2x+4)を考えます。グラフに書きま
す。
y座標は縦の線だから、赤色の部分が+(プラスの値)で、
下が-(マイナスの値)となります。一次関数の左辺yと右
辺(2x+4)は等しいので、一次不等式(2x+4>0)
は(y>0)のことでもあります。したがって、赤色の部分
が答の該当する部分です。
xの範囲が答なので、図を見ながら、x>-2(これは-2
より右側のxの範囲という意味です。)つまり、-2より大
きな値をxの値としてとると、一次不等式(2x+4>0)
が成り立つことを示します。つまり、例えば-2より大きな
値3をxの値として、(2x+4)に代入すると、
(2×3+4=10)というプラスの値(10>0)になる
ことを指します。
同じ考えを二次不等式にも利用します。
3つの二次不等式の例を書きましたが、<式変形>では3通
りのやり方を覚えなくてはなりませんが、<関数のグラフに
関連>させると、ワンパターンのやり方で解くことが出来ま
す。ただし、二次関数のグラフが書けないと、ダメですけど。
是非、二次関数のグラフはマスターして下さい。
一例と二例は、ともに(>0)なので、+の部分を探して赤
色で塗ります。三例は、(≦0)なので、(<0)または
(=0)の場所を探す問題なので、-の部分は図に現れませ
ん。ゼロの方は、x軸上の点のy座標が0なので、ここの部
分が該当します。このように不等号の向きによって、図の上
から答の赤色を探すやり方です。
このやり方を理解すれば、三次関数のグラフにより三次不等
式を解くことが出来ます。
グラフと不等式が親子関係のように密接に関連しているので
す。
どうでしょうか。もし、まだ分からないようでしたら、具体
的にどこが分からないかメール下さい。では……!