質問<542>2001/6/30
from=マスマニア
「十分必要」


問題解答ともに参考書からの抜粋です

問題
 >
 > aが  1<a<2 の範囲をとる時 xy平面の直線
 > ax+y=a の通りうる 範囲を求め図ジセヨ
 > ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

解答
   これは 1<a<2…(B)とし この範囲 において
   aの関数 a*(x-1)+y=0…(A)とおくと これ
   が解をもつ
  ような 文字 x yについての条件を求めるとよい
 
   (1) x=1の時 (A)は  0*a+y=0 であり  y=0の時
    任意の実数aが解となるから (x,y)=(1,O)
  は(A)の掃過領域である といえる
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここで
  僕からの質問をしたいと思います。
  また 一般に P→Q という条件が成立するとき QはPを包括していなければ
  なりませんよね?それなのに いま 解が任意のaである→ 1<a<2の間に解を
  もつ としてしまっては 十分条件の方が 必要条件を包括してしまっていて
 おかしい と僕は思うのです。解が任意のaである→ 1<a<2の間に解を
 もつ と解答ではしていますが この考えでいいのでしょうか?
 
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
  解答の続き
  (2)x=1 でない時 (A)の左辺 f(a)=a*(X-1)+yとおくと
 (B)の範囲に解を(A)がもつ条件は
  f(1)*f(2)<0 であるので
  (A)の掃過領域は (1),(2)より
  (x,y)=(1,0) マタハ (x+y-1)*(2x+y-2)<0 である

 解答終わり


お返事2001/7/3
from=武田



ax+y=aより、
a(x-1)+y=0
aが任意の実数のとき、x-1=0より、x=1
またy=0より、点(1,0)が解となる。

「任意の実数aのとき、(1,0)が解」ならば
「1<a<2のとき、(1,0)が解」

の「ならば」は、命題のときの─→とは違う意味を持つのではないで
しょうか。例えば、
「みんなが行くならば、私も行く」
というような国語的な意味をもつものだと思います。
したがって、包含関係は必要十分条件風にはいかないでしょう。