質問<84>98/11/18
from=まち
「並び方の場合の数」


基本的な質問ですが答えてください。

男子4人と女子3人を1列に並べるとき、
女子が隣り合わないようにするのは何通りか。

問題集では、男子を○、女子を△として、
△○△○△○△○△とおいて、
異なる5つの△から3つ選んで並べるという解答でした。
わからないのは、○の並べ方がこのような等間隔だけでなく
て、△○○△○△○△、△○○○△○△と置く場合がなぜ無
視できるのかということです。説明よろしくお願いします。


お返事98/11/19
from=武田


△○△○△○△○△とかくと、△(女子)が5人もいるよう
な錯覚に陥りますので、△より隙間を表す記号(例えば、∥)
にしたほうが良いでしょう。
∥○∥○∥○∥○∥
1 2 3 4 5
女子が隣り合わないためには、隙間∥に一人づつ入ればよい
から、隙間∥が5箇所、女子が3人だから
順列53=60通り
男子の順列44=24通り
したがって、積の法則より
60通り×24通り=1440通り……(答)

ご質問の△○○△○△○△は、
隙間∥1,3,4,5だけにしか女子を入れないので
解答としては不十分です。
なぜなら、隙間∥2には女子が入れないから、解答が不完全に
なってしまいます。
また、
△○○○△○△も、
隙間∥1,4,5だけなので、同様に不十分です。
これも、隙間∥2,3には女子が入れないから、解答が不完全に
なってしまいます。

解答を完全なものにするためには、隙間の考えでなく、具体的
に女子が入ると考えて、全部の場合を挙げなくてはなりません。
挙げてみましょう。
女子が3箇所に入るから
△○△○△○○
△○△○○△○
△○△○○○△
△○○△○△○
△○○△○○△
△○○○△○△
○△○△○△○
○△○△○○△
○△○○△○△
○○△○△○△
という10通りになります。男子も女子も区別できますから、
順列としては、
10通り×44×33
=10通り×24通り×6通り=1440通り……(答)