質問<93>98/12/2
from=水島愛
「図形と方程式」


問1
 直線ax+by=1に関して、点P(4,1)と対称点Qの
座標が(2,-3)であるという。定数a,bの値を求めよ。

問2
 原点と(1,2)を通り、直線y=x+5上に中心をもつ
円の方程式を求めよ。

問3
 次の平行な2直線の距離が3であるとき、定数aの値を求
めよ。
       3x-4y=a,3x-4y=-5

問4
 x^2+y^2≦4,y≧0のとき、3x-4yの最大値、
最小値を求めよ。

問5
 点(x、y)が2つの不等式y≧x^2-4、y≦x+2
を満たす領域にあるとき、3x-yの最大値、最小値を求めよ。

問6
 この前質問した
   x2+mx+nがx2-4x+4
   でわりきれるとき、m=(    )である。
の事ですが、私が書いた式にミスがあるんです。
  それは、x2+mx+nでなく、x^3+mx+nです。
本当にすみませんでした。


お返事98/12/3
from=武田


問1

点PとQが直線Lに関して線対称だから、中点Aは、直線L
上にのっている。
x=(4+2)/2=3
y=(1-3)/2=-1
点A(3,-1)を、直線ax+by=1に代入する。
3a-b=1……①
直線PQと直線Lは直交しているから、直交条件より
ax+by=1は、y=-a/b・x+1/b
直線Lの傾きm=-a/b
m×m’=-1より、
直線PQの傾きm’=-1/m=b/a
また、座標から傾きを計算すると、m’=(-3-1)/(2-4)=2
したがって、b/a=2
b=2a……②
①と②より、a=1、b=2……(答)

問2

円の中心A(a,b)と原点までの距離と、点(1,2)ま
での距離は半径で等しいから、
√{(a-1)2+(b-2)2}=√(a2+b2)
2乗して、
a2-2a+1+b2-4b+4=a2+b2
2a+4b=5……①
中心A(a,b)は直線y=x+5上にあるので、代入して、
b=a+5……②
①と②より、a=-5/2、b=5/2
半径r=√{(-5/2)2+(5/2)2}=5√2/2
∴(x+5/2)2+(y-5/2)2=25/2

問3

直線3x-4y=-5上の点Pの座標はx=1のとき、y=2
P(1,2)
直線3x-4y=aの外の点P(1,2)からの距離が3より、
平面図形の距離を求める公式より、
3=|3×1-4×2-a|/√(32+42)
15=|-5-a|
-5-a=15のとき、a=-20
-5-a=-15のとき、a=10
∴a=-20,10……(答)

問4

2つの不等式の領域の共通部分は、色のついた部分になる。
この領域の中で、3x-4y=kの書けるのは、
A(2,0)を通る直線とBを通る直線となる。
点Bは円x2+y2=4と直線3x-4y=k
の接点だから、連立して解くと、
x2+(3/4・x-k/4)2=4
25x2-6kx+(k2-64)=0
接するから、判別式D=0より、
36k2-100(k2-64)=0
k2=100
k=±10
2次方程式を解くと、
25x2±60x+36=0
x=±6/5
図より、x=-6/5
y=8/5
点B(-6/5,8/5)
したがって
A(2,0)を通るとき、k=3×2-4×0=6
B(-6/5,8/5)を通るとき、k=3×(-6/5)-4×(8/5)
               =-10
∴A(2,0)を通るとき、最大値k=6
B(-6/5,8/5)を通るとき、最小値k=-10

問5

2つの不等式の領域の共通部分は、色のついた部分になる。
この領域の中で、3x-y=kの書けるのは、
Aを通る直線とB(-2,0)を通る直線となる。
点Aは放物線y=x2-4と直線3x-y=k
の接点だから、連立して解くと、
x2-3x+(k-4)=0接するから、判別式D=0より、
9-4(k-4)=0
k=25/4
2次方程式を解くと、
x2-3x+9/4=0
x=3/2
y=-7/4
点A(3/2,-7/4)
したがって
A(3/2,-7/4)を通るとき、k=3×3/2-(-7/4)=25/4
B(-2,0)を通るとき、k=3×(-2)-0=-6
∴A(3/2,-7/4)を通るとき、最大値k=25/4
B(-2,0)を通るとき、最小値k=-6

問6

割り切れるのだから、余りが0となるので、
xの係数も定数項も0となる。
答は、m=-12だけでいいのでしょうか?
n=16について、ふれなくて良いのか心配です。