質問<2>98/3/25
from=向井 宏之
「微分積分について」


前略、
私は、今年の8月からアメリカ/テネシー州のVanderbilt University
で経営学修士号(MBA)を目指して留学することが決定しています。
そこでの必修科目にはマクロおよびミクロ経済学が含まれていますので、
渡米するまでに微分積分をマスターしようと思い立ち、高校数学Ⅱ・Ⅲ
の参考書を使って独学を始めましたが、さっぱり理解できませんでした。
恥ずかしながら、中学生の時から数学を一番の苦手にしており、大学受
験も数学のテストが無い私学文系に絞ったつけが今になって回って来た
事を実感しております。
 それでも、この2ヶ月の間に中学校で習った数学はすべて見直し、な
んとか理解出来るようになりました。本来ならば、このまま数Ⅱの項目
を一つずつ勉強していくべきであるとは思いますが、出発が迫っている
こと、又、仕事をかかえていることもあり、全てを見直すことは出来ま
せん。
 つきましては、大変恐縮ですが、微分積分を理解するためには、数Ⅱ
と数Ⅲのどの項目を順番に勉強していけば良いのかアドバイス願います。
どうぞ宜しくお願い致します。

お返事98/4/5
from=武田


「ミクロ経済学入門」(奥野正寛著、日経文庫)と「マクロ経済学入門」
(中谷 厳著、日経文庫)を購入して、どういう数式が出てくるか理解
しようとしましたが、これらの本にはあまり出てこないので不十分でし
た。少し出てきたグラフと数式から経済学を想像して、不十分ながら私
なりの順序を考えてみました。
  1. 指数関数・対数関数(数学Ⅱ)
  2. 微分の基礎・積分の基礎(数学Ⅱ)
  3. 等比数列(数学A)
  4. 無限等比級数(数学Ⅲ)
  5. 微分法・積分法(数学Ⅲ)
  6. 微分方程式(大学)
  7. 順列・組合せ(数学Ⅰ)
  8. 確率(数学Ⅰ)
いかがでしょうか。特に、指数関数と微分方程式がポイントのような気 がします。  上記の本は、私にとって読むことのなかった本なので感謝しています!