質問<3244>2006/6/12
from=めぐ
「2次方程式の解の存在範囲」


<問題>
nを自然数とする。xの2次方程式5x^2-3nx-7n=0が0<x<nの範囲に
重解でない解をただ1つをもつような、最小のnを求めよ。

答えがf(x)=5x^2-3nx-7nとおくと、条件から f(0)f(n)≦0である
ことが必要 と書いてあるんですが、どうしてイコールが必要なんでしょうか。
教えてください!
よろしくお願いします!

★ヒント希望★

お便り2006/6/17
from=ZELDA


この問題で、必要十分条件は
f(n)>0 (なぜならば、f(0)<0が確定しているから。)
である。

f(0)f(n)≦0である
ことが必要 と書いてあるんですが、どうしてイコールが必要なんでしょうか。


という質問ですが、0< x < n の範囲に少なくとも一つの解がある条件は 
f(0)f(n)<0 です。
しかし、この問題で
 f(0)=0 かつ 0< x < nの範囲にもう一つの解がある。
という場合が存在する可能性があるために
「=」が入っているのです。
ただし、ちょっと考察すれば、分かりますが、明らかに
f(0)<0 ですね。


お便り2006/6/17
from=wakky


二次方程式の解は、重解でないのなら
異なる2つの解を持ちます。(複素数の場合もあり)
この場合、判別式は
9n^2+140n>0(∵nは自然数)
なので
異なる2つの実数解を持ちます。
この問題では
「重解でない解がただ1つ」
0<x<nにあるので
もう一方の解は、この範囲外にあることになります。
すなわち、x=0やx=nがもう一方の解であるかも知れないわけです。
その場合
f(0)f(n)=0
x=0,x=nがいずれも解でないときは
f(0)f(n)<0
以上から、f(0)f(n)≦0
ということだと思います。