質問<3737>2009/2/26
from=まさ
「導関数の考え方」


√1+sinxの導関数についてなんですが。
解き方を私は次の用に考えました。
1+sinx=uと置く
y’=二乗根√1+sinx=二乗根√u
=u^1/2と変形して 合成微分で
1/2u^-1/2と u=(1+sinx)’で1+sinxを微分してcosxとしてu'=cosx
1/2u^-1/2=1/2 1/√uにcosxを入れたら答えが求まるでしょうか。
自力でここまで考えました。解答を知るより、解き方があっているか知りたいので(考え方)この方法で大丈夫か教えてください。

★希望★完全解答★

お返事2009/2/27
from=武田


y=√(1+sinx)の導関数を求める問題なので、微分ですね。
すんなり解けないときは、合成関数の考え方を利用します。
( )の中身をuと置くと、
y=√u
u=1+sinx
の2つの関数の合成という風に考えられます。

そこで、y´(ニュートン風の表示)を

dy
―― (ライプニッツ風の表示)にして考えます。
dx

つまり、微分記号の分数化を利用して、

dy  dy du
―― =――・――
dx  du dx

のように2つの微分の積・として計算します。(証明は数学Ⅲを参照)

dy
―― ={u^(1/2)}´=(1/2)u^(-1/2)
du
     1
   =―――
    2√u

du
―― =(1+sinx)´=cosx
dx

したがって、導関数は

dy    1
―― =―――― ・cosx
dx  2√u

       cosx
   =――――――――― ………(答え)
    2√(1+sinx)

※記号や書き方を正確に覚えて解答を作らないと、思わぬミスをしてしまいます。