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47.「天皇家は なぜ 続いたのか」を読んで著者は、梅澤恵美子さんと言うが、よく調べて推理してあると感心した。卑弥呼と登与と大和朝廷の関係の推論も見事である。すっかりはまってしまった。最後まで一気に読んでしまった。今、天皇家のことが話題になっているが、「日本書紀」が創作した古代の神話を事実と照らしながら読み解いていく所などは興味をそそられる技法である。さらなる古文書の発見を期待したい。 |
46.「谷中村村長 茂呂近助」を読んで随想舎のHPから文章をコピーさせてもらった。 本のタイトルは、『谷中村村長 茂呂近助-末裔たちの足尾鉱毒事件』と言い、谷中村と茂呂近助を語る会編である。内容は、「今から百年前、足尾銅山による鉱毒被害に対し、田中正造と渡良瀬川沿岸被害農民の鉱業停止運動がねばり強く繰り広げられた。強権的な弾圧と、鉱毒問題の治水問題へのすり替えにより、運動は分断され、谷中村は強制破壊ののち遊水池化され、村民は四散する。元谷中村村長・茂呂近助ら66戸は、偽りの現地報告書を拠りどころにサロマへ移住、厳しい開拓生活の幕を切った……。茂呂近助と鉱毒被害農民たちの戦いの軌跡を末裔たちが辿る検証の記録。」である。田中正造の映画会の販売所で、この本を見つけ、一気に読んだ。田中正造とはまた違った足尾鉱毒事件であるが、名もない民が奮闘している様には涙が出てくる。 |
41.「津軽南朝秘聞」を読んで長尾宇迦(ながお・うか)の作品である。岩手県の元高校教師なの で、東北地方、特に北畠氏に興味があったのだろう。丁寧に調査し て作品ができていた。私の妻が弘前出身なので、青森の歴史には特 に興味があり、特に安東氏に関する本を探して読んでいる中で、こ の本に巡り会った。車で青森県中旅行したこともあり、青森の地名 が懐かしく感じられた。本の内容は、北畠顕家(1318~133 8年)の子孫である浪岡御所第十代北畠顕村(1557~1578 年)を中心に浪岡御所が大浦(津軽)為信によって落城するまでを 描いている。浪岡御所については、「WEB浪岡御所」が詳しい。 |
40.「明るくボケよう」を読んで村山孚(まこと)の書いた自分(老人)の日々の体験談をまとめた ものである。実にリアルで示唆に富んでいて面白く読むことができ た。年を取ってきた人々は一読してみる価値があると思う。 |
31.「斎王の葬列」を読んで内田康夫の小説で、以前発売されたときに買おうとしたが辞めた 本だった。内田康夫の浅見光彦シリーズだが、歴史物なので、読 みたくなったのだった。女房がやっぱりブックオフで購入してき たので、これ幸いと一気に読んだ。 やはり謎解きが圧巻で、大変面白かった。謎の解き方も、さすが に内田康夫作品らしく、論理的で興味をそそられた。 |
30.「蔦燃(つたもえ)」を読んで女房に薦められて、高樹のぶ子の「蔦燃」を読んだ。夫の異母弟 との情事を中心に、愛する者の心の変遷を描いた小説だが、いつ もの好みとは違っていたので、流すように読んでしまった。印象 として、蔦が壁を這い、真っ赤に燃えるイメージだけが残った。 |
28.「盗聴」を読んで真保裕一の4冊目である。5つの短編から構成されている。最初 の「盗聴」(本のタイトルにもなっている)は、違法電波ハンテ ィングの会社に勤める主人公が、巷にあふれる盗聴の電波を傍受 して、摘発する仕事にしている。そこで殺人事件が起こる。その 犯人がどんでん返しで明るみに出ていくところがスピーディーで 面白かった。「漏水」も奇抜な話であった。 |
27.「顔」を読んで妻に薦められて、横山秀夫の「顔(FACE)」を読んだ。似顔 絵婦警・平野瑞穂が主人公の話で、警察の中で事件を解決しなが ら、その矛盾をチラチラと出していく読み応えのある本だった。 連続テレビで放映されるそうだが、主人公役が仲間由紀恵と聞い て、ピッタリだなあと思った。見るのが楽しみになった。 |
21.「幻の翼」を読んで逢坂 剛の4冊目を読んだ。政界の黒い部分と精神病院との暗黒 の癒着に、北朝鮮の工作員が絡んだ事件を、主人公の3名の警察 官が体でぶつかりながら、解決していく話である。現実にありそ うな話が随所に出てくるので、興味深く読むことができた。最後 のどんでん返しは少し厚すぎる感じがしたが、しかし面白い本で あった。この調子だと5冊目が読みたくなる。 |
19.「自然に生きて」を読んで小倉寛太郎(ひろたろう)著を読んだ。集会の書籍コーナーに 魅力的な題名で並んでいたので手に取ってみると、何とあの山 崎豊子著「沈まぬ太陽」の主人公・恩地元(おんちはじめ)の モデルとなった人の著作であった。東アフリカの自然を大切に しながら、そこから人生観が伺い知れる本であった。「沈まぬ 太陽」の第0巻にあたる内容が書かれているので、面白く読め た。 |
10.「菊次郎とさき」を読んで新潮社から発行されたビートたけし著の両親を思いやる本で あるが、軽快で読みやすく面白い本であった。NHKテレビ で放映された「たけしくん!ハ~イ」の中で異色を放つ両親 菊次郎とさきの思いで話である。たけしの才能の源流をみた ようで面白かった。 |
2.「惑星の暗号」を読んでグラハム・ハンコック作の「惑星の暗号」を読んだ。彼の作 品はスケールが大きいので、つい引き込まれてしまう。今ま で、「神々の指紋」「創世の守護神」と続けて読んでいる。 日本では高橋克彦、外国ではグラハム・ハンコックが今のと ころ愛読書である。 今回の「惑星の暗号」は映画「アルマゲドン」と時を同じく して読んだので、不気味さが倍増している。今後の作品が楽 しみである。 |
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